デジタル編集について

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■ストックフォトを考えたデジタル編集

ストックフォトはご存知だと思います。広告写真の元みたいなものです。
ストックフォトの審査は、審査申請された写真を100%に拡大し、端から端までピントやブレ、ノイズ・ホコリ・色のにじみやゆがみ等細かくチェックされます。
iStockphotoの場合はさらに、トーンカーブで濃く(明るく)させて、そのままの編集時に見えていなかったホコリの写り込み等もチェックされます。
勿論購入者(大抵の方はデザイナー)においても、販売されている写真を100%に拡大してチェックすることが可能なので、プロの目で隅々までチェックされて
そこで良いと判断されないと落とされてしまいます。

コントリビュータにおいては、RAWで撮影し、色味や明るさなど適切に補正して16ビットTIFFに変換し、それから200%以上に拡大して端から端までホコリや
ノイズや不要な写り込みのチェックをし、
補正やコピースタンプなど色々駆使して作品を仕上げ、最後に無圧縮JPG(というと語弊があるけど最高解像度)で出力します。
勿論一発百中で良い作品が撮れる方はないに等しいので、ワンシーンで何枚も、ブラケットしながら撮影する必要があります。
ブレやピンボケ写真の危険を回避するためもあるけど、たまに写真に電気的なノイズが入ってたり、データが壊れていて現像ソフトで見ることも出来ないカットも
ある可能性があるからです。

また、16ビットTIFFに変換するのは、諧調表現をより豊かにして、トーンジャンプを防ぐためです。
TIFFとはタグ付きイメージファイルのことで、(もちろん撮影情報を記録する設定でなおかつ情報を削除していない場合)撮影情報も入っているので、
後から情報を調べることができます。
最終的には8ビットのJPGにしますが、8ビットの状態で色調調整を行うと、トーンジャンプを起こしやすくなります。
また、JPGは非可逆圧縮なので、編集するたびに画像は劣化していきます。
つまり撮影でJPG撮ってだしはなるべく避けた方が良いということになります。

つまり、
カメラはRAWでブラケット撮影

Photoshop Lightroon等の現像ソフトで良いカットを選別し、ほとんど色調編集を完了させる

16ビットTIFFに変換し、トーンジャンプを起こさないよう色調は若干の補正で完了させるようにする。
編集しきれていないと感じたらまた現像ソフトで編集。

ホコリの写り込み等をPhotoshop等の編集ソフトで編集

これ以上編集ないというところで、JPGに変換して納品
となります。

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